左から右に読めるようにする
可読性
範囲チェックの条件文で不等号の順序が自然でないと、コードを読む人が条件の意図を理解するのに時間がかかります。
📝 コード例
以下のコードは、値が範囲条件を満たすかどうかをチェックします。
typescript
if (a >= b && a <= c) {
...
}
if (score >= 80 && score <= 100) {
console.log("優秀");
}
if (price >= minPrice && price <= maxPrice) {
console.log("適正価格");
}👃 コードの臭いを嗅ぎ取る
可読性
これらのコードは論理的には正しいですが、読む時に自然ではありません。a >= b && a <= cのように書くと、中間値のaを2回確認する必要があり、コードを読む人が条件を理解するために頭が複雑になります。
数学で範囲を表現する時のようにb ≤ a ≤ cの形で左から右に自然に読めると、より直感的です。
✏️ 改善する
次のように範囲の開始点から終点まで左から右に読める順序で条件を書くと、コードを読む人が範囲を一目で把握できます。
typescript
if (b <= a && a <= c) {
...
}
if (80 <= score && score <= 100) {
console.log("優秀");
}
if (minPrice <= price && price <= maxPrice) {
console.log("適正価格");
}このように書くとb ≤ a ≤ c、80 ≤ score ≤ 100、minPrice ≤ price ≤ maxPriceのように数学の不等式と同じ形で読めて、コードを読む人が範囲条件を直感的に理解できます。